被災訓練:折れない心・レジリエンスは呼吸で養う

生き抜くためのサバイバル講座・実践編

7月に受講したサバイバル講座。

生き残るためには、自分で自分を守るしかない。

今日はより実践的に、災害に直面した時の身の守り方を学びました。


レスキューナースの辻直美さんは、特別な訓練を受けているそう。

山に一人で72時間

暗闇の中で一晩過ごす

実際米国の国防省で行われるような、特別なサバイバルトレーニング

災害の最前線で人命救助を行うナースは、悲惨な現場を直視しなければならない。

だから、心が折れないための訓練を行います。

ペンタゴンの訓練は一般人は受けられない

私たちは、そんな特別な訓練を受けることはできません。

しかし、私たちはいつ災害にあうかわからず、それが今かもしれません。

被災者になるかもしれない。

折れない心を養う必要があるのです。

呼吸が私たちを救う

前回の講座でも、直美さんが強調なさっていた

『レジリエンスは、深呼吸』

今日はより具体的に

「深呼吸と言っても、まず吐くんですよ!

吐かないと、吸い込めない」

そうおっしゃっていたのですね。

ヨガの呼吸も、「吐く」が基本です。

レジリエンスの深呼吸と同じように「吐かなくては吸えない」も一つの理由。

もう一つ、「吐く」呼吸が気持ちを落ち着けてくれるのです。

副交感神経優位、と言った方がわかりやすいでしょうか?

副交感神経は、リラックスモード。

リラックス、というより、クールダウン、グラウンディングと言ったらより近いかもしれない。

動揺すると、浅い吸気を繰り返します。

するとどんどん頭に血が上っていって、指先から血の気が引いてきます。

頭は動かず、体は同じように動かなくなる。

だから、吐くんです。

呼吸法がもたらすヨガの瞑想は、単なるリラックスではありません。

十分に心身を緩ませたうちに、鋭い知性を輝く。

普段練習をして、習慣にしないといざという時に息が詰まります。

すると、逃げられなくなるのです。

今一度、強調します。

ヨガの呼吸を、習慣にしましょう。

単なる呼吸を超えたヨガ呼吸。

深呼吸より一層、サバイバルの訓練になります。

参考まで

被災した時に絶対知っておきたい呼吸法

息遣いと呼吸の違い・プラーナヤーマ