腰部脊柱管狭窄症でもヨガはできる?安全に運動を続けるための考え方

本日の午後レッスンは、初参加の方がおいででした。

腰痛にお悩みとのこと。

「すべり症から腰部脊柱管狭窄症になってしまったのですが、ヨガは大丈夫でしょうか。挑戦してみたいんです」

そんなご質問をいただきました。


腰部脊柱管狭窄症でもヨガはできる?

結論から言うと、

主治医から運動制限を受けておらず、症状が安定している場合は、無理のない範囲で体を動かすことに意義があります。

ただし、まずは以下を確認しましょう。

ヨガを始める前の確認事項

・病院にかかっていること

・患部が赤く腫れたり、熱を持ったりしていないこと

・医師から運動制限を受けていないこと

・ヨガ中に強い痛みや苦痛がないこと

※ヨガを含めた運動については、必ず主治医の判断を仰いでください。

怪我を理由に動かなくなることのデメリット

腰痛があると、
「動くと悪化しそう」
という不安から、つい体を動かさなくなりがちです。

ですが、必要以上に安静にし続けると、

・筋力低下
・関節の動きの低下
・体力低下

などが起こり、かえって日常生活が不自由になってしまうことがあります。

大切なのは、

「無理をすること」ではなく、
「今の体でできる範囲を見極めること」

です。

腰部脊柱管狭窄症の方がヨガで期待できること

▪️痛みによる動作制限を防ぐ
痛みがあると、どうしても動く量が減ります。
無理のない範囲で体を動かすことは、可動域の維持につながります。

▪️動くことへの恐怖心を和らげる
慢性的な痛みでは、
「動いたら悪くなるかも」
という不安が強くなることがあります。

▪️丁寧に体を動かす経験を積み重ねることで、必要以上の恐怖心を和らげる助けになります。

▪️体を支える土台を作る
ヨガでは派手な動きよりも、
姿勢を保つための筋肉や呼吸を大切にします。

体を内側から支える感覚を養うことは、日常生活を快適に送るための助けになります。

▪️呼吸が深くなる
痛みがあると呼吸が浅くなりがちです。
姿勢を整えながら呼吸を行うことで、
体の緊張が和らぎ、リラックスしやすくなります。

▪️自分の体調変化に気づきやすくなる

ヨガでは体の感覚に意識を向けます。
そのため、
「今日は少し疲れているな」
「無理すると悪化しそうだな」
といった変化にも早めに気づきやすくなります。

Aさんの場合

レッスン前に一緒に動きを確認したところ、
どの方向に動くと負担が出やすいか、
ご本人もよく理解されていましたので
「痛みが出る直前を見極めながら進めましょう」
とお伝えしました。

ここがとても大切です。

どうしても「痛気持ちいい」がヨガの正解だと考えがち。
ですが、
腰部脊柱管狭窄症など、お怪我をなさっている場合は
「痛み」は「やりすぎ」のサイン
として受け取ってください。

グループレッスンでは周りにつられて頑張りすぎてしまうことがあります。
ですから、その日の状態を確認しながら進めることがとても大切です。

ヨガは魔法でも医療でもない

同じクラスのIさんは、膝痛に悩んでいらっしゃいましたが、1年間コツコツ続けた結果、今では正座ができるようになりました。

もちろん、これはヨガが病気を治したわけではありません。

ヨガは魔法でも医療でもないからです。

ですが、

・体と向き合う時間を持つこと
・無理のない範囲で体を動かすこと
・ご自分の状態を知ること

こうした積み重ねが、生活のしやすさにつながることはあります。

治療と運動を上手に取り入れながら、痛みに制限されない毎日を目指していきましょう。