受験シーズン真っ只中です。
今日のレッスンにも、受験生のお母様がいらしゃいました。
眠りが浅くて、いつも眠いんです。
冷えがひどくて、つま先から冷えが腰に上がってくるのを初めて感じました。
腰も肩も、全身凝ってます・・・
受験生の母ならば、眠りが浅い・肩こりは味方とも言えるのですよ!
体はあなたの状況に合わせてしなやかに変化するのです。
受験生を持つ母は、ちょっとしたことにも敏感に反応する必要があります。
子どもの変化に気づく、書類の不備に気づく、天候に合わせて準備する、といった細やかな気配りが求められます。
つまり、いつも素早く動けるように、交感神経が優位な戦闘モードにする必要があるのです。
熟睡したら天敵に襲われます。体が緩みきっていては敵に反応できません。
体は賢い。あなたは緊張感を保つ必要があるので、肩こりになっているのです。
しかし、私たちの生活は短期決戦ではありません。言ってみれば持久戦です。
張り詰めた糸はいつか切れます。
受験期も年単位で緊張を強いられる期間です。
体の興奮モード・交感神経と、リラックスモード・副交感神経のスイッチがうまくいくように調整しないと、糸が切れてしまいます。
ヨガで体を柔軟にする意味は、「場合によって細やかにスイッチングできる体になる」ということも含むのです。
受験期の母、寒さで縮こまった時、病み上がり、忙しくて疲れきった時は、風のエネルギー・ヴァータが過剰になった状態です。
体の中が乾燥して、なんだか焦って、それでいながらくたびれた体が動かない。
心と体がバラバラになって、何もかもがまとまらない状態になります。
とても病気になりやすい危うい状態なのですが、自然のエネルギーは良い点悪い点が裏返しになってあるのです。
風はものを動かし、散らす作用がある。
つまり、イメージ力を上げてくれる作用があります。
風のエネルギーが過剰になって、少しお疲れの時のヨガはイメージングから入るヨガをしてください。
イメージで体を動かすヨガです。
ハチミツを使った瞑想ヨガを選んでみましょう。
頭頂から暖かなハチミツがとめどなく落ち、体表を伝って広がります。
私たちはハチミツの中に身を浸し、甘い香りに包まれます。
耳元も、ハチミツの薄い膜で包まれて、外の音は聞こえません。聞こえるのは、私たち自身の呼吸音だけです。
ハチミツの滋養を、皮膚が吸い込み、その栄養が身体中に広がります。
私たちは幸福感と満足感に包まれ、とても楽になってきました。
ハチミツは体を温め、幸福感を高め、そして抗菌作用・殺菌作用を持つ素晴らしい栄養剤です。
アーユルヴェーダでも珍重される食品です。
良いイメージは風のエネルギーに乗って、私たちを癒してくれます。
できるだけ具体的に、触覚・嗅覚・聴覚・味覚・視覚、五感を使って瞑想をしてください。
これは精神のコントロールにとても有効ですので、ぜひ受験生にもイメージング療法を伝えてあげてください。