◇腰痛の人は、この感覚をつかんで!
こんにちは、洲濱(すはま)久美子です。
ご参加者さまのリクエストにもできるだけお応えするのが、Satya yogaのママヨガです。
ずっと継続して腰痛緩和目指すMさん、今日もばっちり腰痛対策お伝えしました。
慢性の痛みには、必ず原因があります。
事故で骨折したとか、病気が原因での腰痛以外は、ほぼ体の癖が痛みの原因です。
Mさんの場合は、腹筋の力と背筋の力のバランスが悪く、ついつい反り腰になってしまうことが大きな原因だと考えられます。
反り腰気味の方はお子さんを抱っこするとき、余計にかかとに体重をかけて腰骨に子どもの体重をのせますから、腰痛がひどくなって当然です。
腰痛緩和の近道は、地道な筋力作りから。
太陽の礼拝に組み込まれている、ヨガでもポピュラーなダウンドッグポーズ(アドムカ・シュヴァーナアーサナ)で、腰痛緩和を目指しましょう。
まずはかかとが地面にしっかり降りている、通常のダウンドッグ姿勢をとります。
尾てい骨が真上ではなく、少し落ちているのがわかりますか?
足と上半身で作る角度が、少々鈍角です。
この状態だと、腹部と背部の筋肉があまり使われていません。
腰痛を緩和する筋力作りには役立たないポーズになってしまいます。
ではどうすれば、腹部・背部の筋肉を有効に使ったポーズになるのでしょうか。
地面についていたかかとをあげ、爪先立ちになります。
このとき思いっきり足の甲を前に突き出すようして、爪先立ちをします。
かかとが真上に引きあがるのではなく、着地点より若干斜め前に引き上がってきます。
すると、下腹部に足の付け根が引きつけられるのです。
つまり足と上半身で作られる角度が、さっきより鋭角になります。
尾てい骨が落ちず、すっと天井に向いてきましたね!
この姿勢をキープするのは、腕の力ではなく、足の力でもなく、腹部・背部の力。
腰痛持ちの方が弱い筋肉を有効に使うポーズに変わりました。
尾てい骨の向きを保ちながら、ゆっくりかかとを地面におろしてみてください。
痛みを感じる腰の筋肉が伸び、さらに腰に負担をかけず上半身の重みを支えるだけの筋力がつくポーズに変わりました。
コツは、足の付け根(股関節)に、お腹を引き入れる感覚をつかむこと。
かかとおろしのダウンドッグから、爪先立ちのダウンドッグを繰り返してこの感覚をつかんでみてくださいね。
寝る前にオススメの、鎮静効果が高いハラ・アーサナ(鋤のポーズ)。
これもポイントは股関節とお腹の引き入れです。
腰を解放しながら、内側の筋肉を目覚めされるヨガで、腰痛克服を目指しましょう^^