
今年の年末年始も、この検索ワードが多かったようです。
1位・・・帰省 便秘
2位・・・義実家 便秘
3位・・・帰省中 便秘
みなさん便秘に悩んでいらっしゃるご様子ですね。
義実家帰省で便秘する理由
俗に「環境が変化すると便秘しやすい」といいますが、こういう理由からなんです。
便意や尿意は、安心できるときに起きる現象です。
動物が戦いの最中に便意をもよおしたら、敵に狙われてしまいますもの!
つまり神経が高ぶっている緊張状態の時には、便意が起きにくいということ。
普段と違う環境にあるということは、やはり緊張状態になりますので、帰省時には便秘になりやすい。
義実家帰省中の便秘対策の鍵は、「緊張」をどう扱うかにありそうです。
便秘予防の方法・「乾いた」便秘
環境の変化による便秘の多くの原因は、「風」のいたずらです。
まずは「乾いた」便秘対策を見ていきましょう。
1.「普段通り」心をがける
平常心が緊張をゆるめます。
常にいつもと同じ自分でいられるように工夫しましょう。
・義両親にいいカッコしようとしない。無理しない。
・家事もそこそここなす。普段通り。
・普段からトイレのフレグランスを決めておく。
私の場合はラベンダーエッセンスでトイレ掃除しますのでそれが「普段と同じトイレの香り」を演出します。
2.風のエネルギーをコントロール)
アーユルヴェーダ的に考えると、「環境の変化による便秘」は風のエネルギー・ヴァータの過剰によるもの。
体内・心の中の風をコントロールする生活を。
・根菜類・乾燥したものを摂り過ぎない。
・お茶を飲み過ぎない
・豆類を食べすぎない
・脂質を摂る・・・ホットミルクにギー(無塩バターを精製したもの)を少量溶かしたものがおすすめ。ない場合は、ホットミルクにバターを溶かすもので代用。
お正月は、渋茶をすすりながらテレビを見たりしがち。
見落としがちですが、渋みはヴァータを増やして体の中を乾燥させてしまいます。
おせち料理につきものの豆類・乾物類も要注意。
適量を撮る分には構いませんが、便秘症の方には注意が必要な食品です。
また、ビールや冷たい飲みものも要注意です。
乾いた便秘解消ヨガポーズ
下半身に溜まった「風」を抜くポーズで、便秘を解消しましょう。
仰向けになって曲げた両膝を抱きかかえるパヴァナムクタ・アーサナ(駆風のポーズ)がおすすめです。
未消化物性の便秘
もう一つの便秘の原因は、「未消化物が体内にたまる」ことが原因のもの。
帰省や旅行中は、どうしてもご馳走を食べがちです。
お腹が空かないうちに、消化に重い食事をとったり、間食をしたり。
そんな場合は、「排出」を心がけます。
1.白湯を飲む
アーユルヴェーダの最高の消化剤です。
2.トリカトゥを飲む
辛味は消化の炎を燃やしてくれます。
白湯で解消しきれない胸のムカつき、消化不良には三つのスパイスで作る簡単デトックス飲料を。
トリカトゥの作り方
未消化物性の便秘対策ヨガ
上にあげた「パヴァナ・ムクタ・アーサナ」に続けて、ねじりのアレンジを入れましょう。
胃腸をねじることで消化の炎を燃やす働きが高まります。
お腹に引き寄せた両膝を合わせて、左右の床に下ろす。
顔は膝と反対方向を見るようにしましょう。
お腹を大きく膨らませ、凹ませ、腹式呼吸を意識します。