豆乳で太る5の理由・豆乳で痩せる5の理由

豆乳ブーム、本当に大丈夫?

ヘルシーで、ダイエットの味方豆乳。

ネットで「豆乳 ダイエット」と検索すると約 12,000,000 件 も表示されます。

でも、それはイメージ。

基本的に豆乳は「太った」方にはNGドリンクなのです。

ところが、当ダイエットスクールの生徒さんに「豆乳を飲んでくださいね」と言うこともあります。

それってどういうこと?

豆乳は、太るの?痩せるの?


結論はなかなか複雑なんです。

簡単には言えない豆乳の働き

端的に言うと「豆乳は太った方をますます太らせる」飲み物。

同時に、「太る原因を取り除く働きをする」飲み物でもあります。

だから、体質を見極めて豆乳を飲むことが非常に大切なんです。

「ダイエットにいいから」と飲んでいるソイラテが、あなたの太る原因かもしれない。

ではまず、「豆乳で痩せる5つの理由」から説明しますね。

◯豆乳で痩せる5の理由

(1)たんぱく質が手軽に摂れる
ダイエッターさんに共通なのが、「タンパク質が足りない」こと。
脂肪を燃やすために大切な筋肉。
筋肉を作るためにはタンパク質が必要なのに、パンやパスタばかり食べている女性は多いです。

(2)ダイエット中のストレスを解消する
豆乳には、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の材料「トリプトファン」がたくさん含まれています。
ダイエット挫折の大きな原因「ストレス」を緩和してくれるのです。

(3)良質の睡眠を誘ってくれる
(2)でお話しした幸せホルモンは、安眠を誘ってくれるホルモン。
良質の睡眠が取れるようになり、眠った時に分泌される「成長ホルモン」をたっぷりと出せるようになります。
成長ホルモンは、脂肪を燃焼しやすい体にしてくれるホルモンなのです。

(4)都会の女性の「忙し太り」を解消
いつも忙しい都会の女性。
空気太りって本当にあるのです。
これをヨガ的に言いますと「風のエネルギーが強すぎて膨らんでしまう」状態。
「食べてなくても太る」というタイプの方は、豆乳のまったり性質で空気太りが解消します。

(5)都会の女性の「イライラ太り」を解消
忙しさゆえ、流れの速さゆえ、イライラしがちな都会の女性。
豆乳は「冷性」の性質を持ちますので、ヒートアップした頭を冷やします。
イライラは火の性質によるもの。
火の性質が高まりすぎると、体内の「火」が強まりすぎて食べ物を上手に消化することができなくなります。
消化ができませんので、むくみや老廃物でどんどん太ってしまいます。
豆乳の甘さやしっとりとした質感が、イライラの火を沈めてくれるのです。

4.5は結局ストレス緩和なのですが、
単純にストレスというより個別の体質で抱えやすいストレス緩和効果です。

ヨガでは私たちの性質を自然の5元素「空・風・火・水・土」から成ると考えています。

忙しさなどからの「空気太り」の原因風の要素、イライラからの「消化不良太り」の原因火要素を緩和する効果が、豆乳にはあるのです

◯豆乳で太る5の理由

(1)カロリーが意外に高い
無調整豆乳:46kcal
調整豆乳:64kcal
牛乳:67kcal
(100gあたり)

毎日2杯も飲むのはちょっと・・・です。

(2)ヘルシーイメージで飲みすぎる
「牛乳より健康にいい!」のイメージで、ソイラテを毎日飲んでいる女性多いです。
1で説明した通り、豆乳はカロリーが高い。
イメージって怖くて、豆乳なら大丈夫と刷り込まれてしまうのですね。
カフェラテならば1日1杯でも、ソイラテならば2杯は大丈夫なんてことになっている方多いです。

(3)体を冷やす
豆乳は「冷性」の飲み物。
体温が下がると、脂肪を燃やす邪魔になります。
温めてもその性質は残りますので、飲むならシナモンなど温めるスパイスを。
冷性の高いコーヒーとのカップリング、ソイラテは怖いよね・・・

(4)消化に重い
冷性に加え、「重い」性質を持ちます。
消化に重いということは、他の食事の栄養素が体に行き届かず、これまた脂肪燃焼や体温上昇を妨げます。
先ほども書きましたが、消化がうまくできないと食物が老廃物として体内に止まってしまう。
むくみやセルライトなどの原因となってしまいます。

(5)眠くなる
睡眠を促すと書きましたが、太った状態の人はそもそも「必要以上に眠たくなる」「動きが悪くなる」性質が増えています。
さらに豆乳のまったり要素を加えると、「もう全然動かない」状態に。
カロリーを消費する活動が、極端に減ってしまいます。
太りますよね

ということで、豆乳は「水+土」粘土質な性質を増やしてしまう。

粘土質が増えると、「溜める」

具体的に、自分は豆乳で太るの?痩せるの?

矛盾する5つずつの理由。

これを一人一人の体質や気質、状態に合わせて考えて豆乳を取り入れたい。

当ヨガスクールで「豆乳をお勧め」される方、「豆乳は勧められない」方はこういうことで別れるのです。

自分で判断するのは、無理なんです。

豆乳をダイエットに取り入れるかどうかはレッスン前の体質チェックでお教えします。

なぜ今回豆乳にこだわって書いているかというと、豆乳を1日2-3杯飲んでいる女性がいるから。

豆乳が女性ホルモン様の働きをするため、乳がんのリスクが高まるという指摘があります。

同時に、乳がんのリスクを低める働きがあるとも指摘されています。

結局のところ、今は豆乳の乳がんへのリスクがよくわかっていない。

ということは、毎日常飲するのではなく、楽しみながら付き合うのが良さそうです。

今回のメルマガ記事を書くにあたり、当ヨガスクールの食事指導にアドバイスをいただいているスリランカアーユルヴェーダ医師、Dr.Pradeepに監修をお願いしました。


Dr.pradeep曰く

「豆乳は、日本人や欧米人は飲みすぎる。
2.3日に一回、昼頃に200ml程度摂るのが良い。
良いものでも、摂りすぎは毒になる」

とのことでした。

豆乳以外にも、玄米で太る方、フルーツはダイエット中NGな方など、ダイエットに良いとされているものがNGというケースはたくさんあります。

個別の体質診断でしかわかりませんので、この記事も参考程度になさってください。