実は今、第三次ヨガブーム
ちょと大きな駅前に行くと、必ずと言っていいほど目に入る「ヨガ教室」の看板。
ヨガは日本で定番の趣味・スポーツになっています。
気づいたらヨガが流行ってたな、という感じではありませんか?
実は日本でも、ヨガは長い歴史があるんです。
密教としてのヨガ
平安時代、空海によりヨガの概念が日本の仏教に持ち込まれました。
その後、真言宗、天台宗に引きつがれ、マントラや座禅など密教の修行法と
してヨガ行法が取り入れられています。
明治時代
長らく密教修行法として、限られた人のなかで行われてきたヨガ行ですが、明治時代、中村天風氏により思想として広く伝えられることとなりました。
「日本人初のヨガ行者」とも言われています。
多くの著名人や政財界人が天風氏の教えに師事していました。
昭和時代
第一次ヨガブームの立役者となったのが、沖正弘氏。
現在の「健康法としてのヨガ」の位置づけは、ここでなされたといえます。
ヨガの古典を翻訳し、体と精神の統一という面からヨガ(ヨーガ)を広めた佐保田鶴治氏も、日本のヨガにおいて最も重要な一人です。
昭和40年〜50年代、カルチャースクール等でもヨガ教室の人気が高まり、中高年の女性を中心に地味に盛り上がりを見せていました。
ちなみにこの時期に、私の母、次いでわたしはヨガと出会っています^^
オウム事件
平成に入り、一連のオウム真理教の巻き起こした事件により、「ヨガやってる」
と言うのがはばかられる風潮が広まりました。ヨガ人口も激減。
わたしもあまりおおっぴらに「ヨガやってるの」とは口にしませんでした。
アメリカから輸入ヨガ
2000年代より、マドンナやリチャード・ギア、スーパーモデルのクリスティ・ターリントン、その他多数のセレブたちがヨガを始めたことから世界的ブームに。
日本にもそのブームは影響し、現在の第二次ヨガブームがここより始まります。
今、日本のヨガはブームを脱し、すっかり定着した感がありますね。
体の健康法としてだけではなく、精神性を見直す機運、生活全般からヨガ的に暮らそうという、より身近なヨガが発信されるようになったことは、わたしにとって嬉しい限りです!