話題になった『ベターっと開脚』
2年ほど前に話題になった『ベターっと開脚』
多くの方が興味を持ち、本もベストセラーになりました。
ところで、なぜそんなにもヒットしたのでしょうか。
こぞって人々が開脚したがる理由、なんでしょう?
開脚をしたいのに、理由はない
ヨガ講師として長年体に向き合って来た実感として
『開脚をやりたい、開脚ができるようになりたい』
という思いに、理由なんてない。
シンプルに、「開脚ができる」ことに憧れているだけだと感じています。
同じ体改造でも、ダイエットをするのは
「健康のため」「綺麗に見られたい」「着る洋服がない」
など、それ相応の理由があります。
しかし普通の人が180°開脚をしたがるのは、単にできるようになりたいから。
それだけに、シンプルな動機とも言え、それはまさにヨガ的であるとも言えましょう。
ベターっと開脚は、ヨガではない
ベターっと開脚を目指す多くの方は、壁を使ったり、無理して頑張ったりしています。
ヨガとはかけ離れた、「ストレッチ体操」です。
ヨガにも開脚ポーズはあるのです。
ヨガの開脚ポーズは、開脚することが目的ではありません。
開脚している今の変化を、丁寧に観察し、感じることを目的にしています。
無理して神経痛になるなんてことになれば、それはヨガではありません。
でも、シンプルに体を楽しむことはヨガ的なこと
シンプルに開脚を楽しむ、体の動きを探るのであればそれはヨガポーズと言えます。
180°開脚にこだわることなく、180°開脚を楽しむ。
この差が分かれば、それは意味のある開脚となるのです。
加えていうならば、開脚は90°以上ひらけば十分柔軟性がある言えます。
無理して開脚して怪我をすることは、絶対に避けましょう。