そのお腹痩せ呼吸、怪我リスク大!その呼吸法は大丈夫?

実は難しいお腹痩せ呼吸法

ダイエット専門ヨガリーラ
代表の洲濱久美子です。

定期的に流行る
「痩せる呼吸法」

これで怪我をしてしまう方が
いらっしゃることはご存知ですか?

また、呼吸法を意識したことで
逆に呼吸が浅くなるケースも
あるんです。


呼吸は深まれば深まるほどいい
そう考えがちですけれど、
実はヨガの中でも
最も難易度が高いのが
ポーズより呼吸法なんです。

リスクを知って、安全に行いましょう。

呼吸で股関節を痛めた

あるお客様の例です。

サイトで見かけた
「お腹を凹ませながら呼吸するウォーキング」
をなさったのですね。

すると翌日から、
股関節が痛くて歩くのも大変
になってしまいました。

間違った呼吸法によって、
股関節や腰に大きな負担をかけたため
起こってしまったケガ。

その歩き方を見た訳ではないので
断言はできませんが、

元々腹筋が弱いのに
歩きながらお腹を凹ませたため
鼠蹊部に大きな負担を
かけてしまったのかな

と思われます。

即そのウォーキングを中止して
ケガのケアのためのヨガを
お教えしたところ痛みが消えたので
よかった!

呼吸法って、本当に難しいのです。

ですから、息を吐くため・吸うために
体の別の部位に力を込めて
「できてるつもり」
になってしまうことがよくあります。

この型のケースは、ウォーキングを
組み合わせた呼吸法だったため
すぐに炎症につながり、逆にそれで
即呼吸法を中断できたのでよかった。

ですが、気づかないうちにじわじわ
腰を痛めるなんて方もいらして
非常に危ないのです。

まず第一に必要なのは

ネットや本を参考に、
呼吸法を行わないでください。

専門知識と経験が豊かな専門家の
指導を仰ぐことです。

呼吸でストレスがかかる

また、特別な呼吸をする際
気をつけたいのが

呼吸がストレスになること

「呼吸を意識したら
自然に息できなくなって
息苦しいんです

ということ、かなりあるんです。

呼吸は自律神経でコントロールされる機能の一つです。

血圧や呼吸数など、体内の特定のプロセスを調節している神経系です。意識的な努力を必要とせず、自動的(自律的)に機能するのが特徴です。

MSDマニュアル

と定義されます。
生きるために必要不可欠な機能のため
意識しなくても自然に行われることを
コントロールしたことにより
自律神経が乱れる。

そのストレスたるものや
甚大です。

ヨガ呼吸、やたらめったら締め付ければいいわけではない

もう一つ、リスクを高めることが
ヨガ呼吸のやり方にあります。

「息を止めて会陰・お腹・喉を締める」
これは広く行われるヨガ呼吸なのですが

闇雲にお腹を締めてしまう
ことで、呼吸が浅くなってしまったり
体の緊張が高まってしまったり
という悪影響がよく起こっています。

ヨガの講師でも、
「締める場所、緩める場所」
がわかっておらず
「とにかくお腹を凹めて、引き締めて」
と指導してしまうことが
割とよくあるのも、そのリスクを
高める要因です。

繰り返しになりますが、
お腹を引き締める呼吸法は
自己流では行わないこと。

経験豊かな講師の指導のもと、
行ってください。

>>ダイエットヨガって何?