年々ポーズができなくなるのは事実
15才から本格的にヨガをはじめて、今もうすぐ44才の私です。
やはり感じるのは、昔と比べてポーズができなくなったなということ。
体力の低下、ということでしょう。
10代の頃は、無意識にできたポーズが、できなくなっている。
無意識?
では、この「無意識」は良いことでしょうか?
例えばアームバランスポーズ
このポーズ、バカ・アーサナ(鶴のポーズ)と言います。
両手で体を支えてバランスをとるポーズ。
と捉えると、体重が重たくなっている大人、特に女性には難しい。
子どもの頃は、これが軽々できていました。
ただし、膝を「引っ掛ける」肘が痛かったのです。
ということは、体力に任せて「頑張ってポーズを取っていた」ということ。
40を超えた今、私がこのポーズをしても
手首も、肘も痛くありません。
なぜでしょう?
体力がなくなったからこそ、ヨガポーズの意味を知ることができる
このポーズは、「アームバランス」ではないのです。
重力から自由になって、むしろ軽みを感じるポーズ。
だから、手首にも肘にも体重はかかりません。
これが理解できたのは、体重が重くなったのに、腕力が低下したから。
ヨガは、「無意識のうちにできている」間は、何もわからないものだと感じます。
若いうちにはわからない。
だからヨガは、どれだけ長く続けてもいつでも面白いのです。
年齢を重ねる楽しみ
ヨガをやっていると、年齢を重ねるのが楽しくなります。
若いうちのヨガポーズは、見た目は美しい。
しかし「見た目だけ」の美しさになんの意味があるでしょう。
40代前半の私は、この先たくさんわかることが増えてくる。
なんという幸せな生でしょう!