片付け下手の人のやり方
我が家の息子は、片付けが鬼のように下手なんです。
彼の片付けを見ていて気づいたことがあります。
今片付けている部屋の中で
あるべきでないものを見つけることが決定的に下手
なんですね・・・
リビングから持ってきてそのままにしたティッシュ
薬箱から出してそのままになっている体温計
収納ボックスから出してきたカメラ
そんなものを机の上に乗せたまま教科書を棚にしまおうと奮闘中。
「あるべきでないものを、先に片付ける」
という原則を守らないと、どうなるでしょうか?
こっち置いて、次にこっちに移動させて・・・
結局最後は他の場所にしまうものを、机に置いたまま片付けすると?
まずカメラを机の端っこに除けて
次にカメラの下からノートをひっぱり出すために棚に乗せて
棚に参考書を差すために、またまたカメラを窓際に移動させて
出窓の上に置いてあったカバンを取ろうとしてカメラをひっくり返す!
一つのものを3度も移動させた挙句、壊しかねないことになっています!
部屋を片付けたいのだから、部屋の中にあるものを先に片付けないとと思うかもしれません。
他の部屋に移動するのも、面倒。
そうこうしているうちに、かえって手間を3倍にも4倍にもしてしまっている。
これと同じことが、私たちの思考の中でも起きているんですね。
頭の中がとっ散らかる人も同じ
今何か大切なことを考えたいとしましょう。
でも、ちょっと夕食の献立が気になる。
先延ばしにしていた連絡が、気になる。
私たちの脳内で、今いらないものがとっても邪魔なのです。
「は!!」と我に還ってまた大切なことを考え出します。
でもまた気づくと、夕食の手順について考えている。
だったら、先に夕食のことを片付けましょう
大切なことを考えながら、献立を考えてもロクデモナイ夕食が出来上がりそうです。
先にそちらを片付けてから、落ち着いて思考に戻りましょう。
気が散り散り考えた「大切なこと」は、上の空ですから穴だらけ。
時間ばかり食って、結局使い物になりません。
頭の中がとっ散らかっている人は、結論も成果も、出せないのです。
当たり前!なことのようですが、なかなかどうして、難しいもの。
考えがうまくまとめられない時、いらないパーツを思考の部屋から本来の場所にしまうことから始めてください。