アーユルヴェーダオイルを安全に使うために-輸入、法律、販売店等-

アーユルヴェーダサロン リーラの自慢は、使用している薬草オイル!

スリランカにて3000年前のレシピを厳しく守り製造されている、トータルアーユルヴェーダ社のオイルです。

オイルを、薬事法に則り正規輸入をしている代理店・SunFrauより仕入れています。

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SunFrauは神奈川県庁薬務課より製造業及び製造販売業の認可を取得し、アーユルヴェーダオイルはハーブティなどを輸入しています。

アーユルヴェーダのオイルに含まれる薬草等は、スリランカやインドの風土で育つものも多く、また日本で同じ種類のものを栽培しても同じ薬効は得られません。

そのため、オイルは原則輸入品となります。

オイルの輸入、使用については様々な法規制があります。

アーユルヴェーダオイルって何に分類されるの?

みなさんがトリートメントに訪れる、アーユルヴェーダサロンで使用されるオイルは直接肌に触れるため

「化粧品」

と分類されるもの。

薬事法に規制されます。
*正式名称:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律

この条件がクリアしたオイルでないと、本来はサロンでお客様への施術で使うことはできません。

化粧品に関する記述はこの辺りです。

正規輸入のオイルとは?

伝統的なレシピに則ったアーユルヴェーダオイルは、輸入品です。

そして、個人の使用ではなく、サロンでお客様に施術する場合は、化粧品として輸入する必要があります。

各都道府県の薬事主管課に届け出て

オイルを輸入する場合は「製造販売業許可」

小分けにして包装・説明の表示・輸入後の保管等をする場合は、「製造業許可」

を取得する必要があります。

サロンでは、このような手続きを踏んだ輸入代理店から購入したオイルのみ、施術に使用できます。

*参考:JETROホームページ

*「自分で薬草を煮込んで作った」オイルを使用しているサロンは、上記製造業許可を取得していなければなりません。
もしあなたの通うサロンが手作りのオイルを使用している場合は、製造許可証の提示を求めてください。

正規輸入でないと、どんな困ったことが起こるの?

正規な手続きを踏まずに持ち込まれた(個人輸入、ハンドキャリー、雑貨としての輸入等)オイルでの施術を受けた場合、幾つものリスクが伴います。

  • そもそも法律違反
  • 上記のように、肌に触れるオイルは手続きが必要であると法が定めています。

  • 国内禁止成分が配合されている危険性
  • 輸入の際、成分のチェックが行われないため、日本国内では使用することができない成分が含まれている危険性があります。
    アーユルヴェーダオイルは、インドの信仰と深い関係があり、広く信仰されているシヴァ神の性液であるとされる水銀が含まれる危険性は低くありません。
    また、ワシントン条約に抵触する成分が含まれることも多々あります。

    知らず知らずのうちに、自分の体へのリスク・環境破壊のリスクを冒す可能性があるのです。

  • 万が一トラブルが起きた時、補償されない
  • 本来は肌につけるものではないオイルでトラブルが起きても、輸入代理店からの補償は得られません。
    サロンに問い合わせても、オイルの製造元への詳しい問い合わせはほぼ無理ですので、サロンからの情報も得られないと思った方が良いでしょう。
    スリランカ、インドの企業風土と、日本の企業風土が違うことも、見逃せないリスクの一つです。

    正規輸入品のデメリット

    ここまで読んでくださった方にはお判りでしょう。

    正規輸入品を使うことのデメリットを挙げることなど、意味がないことです。

    ただ、どうして多くのアーユルヴェーダサロンが正規輸入品を使わないかというと、

    原材料費が高くなるから

    に尽きると思います。

    これだけの手続きがかかるということは、オイルの価格自体も高くなります。

    オイルの価格が高い=施術のコストが高くなるということです。

    原価を抑えて、利益を上げる

    こう考えるアーユルヴェーダサロンは、足を運ばないでください。

    サロンの利益のために、お客様へリスクを転嫁しているということです。

    自分の体に責任を持ちましょう

    アーユルヴェーダサロンへ通うのも、リラクゼーションサロンへ通うにも、そのサロンの内容をしっかり判断して選んでください。

    目安のひとつは、価格が安くないかどうか。です。

    オイル等を使って施術するメニューが安くなることは、考えにくいこと。

    特に本物のアーユルヴェーダ薬草オイルを使用したサロンで、安いメニューはありえません。

    キャリアオイルで薄めて使用して、原価を下げることはあり得ます。

    アーユルヴェーダオイルは香りが強いので、香りの有無も一つの判断基準にしてください。

    最後に、究極の目安は「効果、変化が見られない」こと。

    施術は受け身になりきらず、自分の心身の変化を敏感に感じ取る意識を持ってください。