四月に入り、立て続けに「ヨガ(ほぼ)初心者なんです」という方がレッスンにいらっしゃっています。
「体が硬いので」という言葉が枕詞になるくらい、皆さんおっしゃいます。
初めてのヨガで「できる範囲で無理なくポーズをとってくださいね」とだけ言われた方も多いのではないでしょうか。
これが、困るんですよね。
「できる範囲」は、ヨガ初心者の方にはほぼ分かりません。
無理なく、できる範囲で体を動かす、これは理念としては正しい。
「無理なく」の手がかりは、呼吸です。
そのポーズで呼吸が深く取れているかどうか、を基準にポーズの強度を探っていきましょう。
呼吸が浅くなっていないか
呼吸が乱れていないか
呼吸に関心が向いていないのではないか
これはほぼ皆さん、わかりやすい基準だと思います。
呼吸は唯一自分でコントロールできる自律神経です。
ヨガに慣れて、もう一歩進むと逆に呼吸でポーズをコントロールできるようになります。
ガチガチの体を、深い呼吸でしなやかにすることもできます。
呼吸が大切、呼吸を図る、とは、こういうことなんですね。