骨盤にこだわるなかれ
ダイエット専門ヨガリーラ
代表の洲濱(すはま)久美子です。
かつて「骨盤美人ヨガ」
というレッスンをリクエスト
していただき開催していましたが
ダイエットのためにも
腰痛含め不調改善のためにも
骨盤にこだわらない方が良いです。
人体はそんなに単純なもの
ではないのです。
骨盤美人ヨガレッスンも
骨盤に特化はしない内容でした。
骨盤だけを「調整」はできない
女性は「骨盤」という
キーワードに弱い。
おそらく
・子宮や卵巣に近い
・『肝心要の腰』
というイメージで
そう感じているのでしょう。
骨盤が「緩む」と、太る
骨盤を「締める」と、痩せられる
骨盤が「歪む」と、健康を損ねる
一般的にそう解釈されているようですが
体はひとつながりで
できていますので
「骨盤だけを調整」
ということはできません。
それを踏まえた上で
骨盤と肩甲骨が連動するのか
お話ししてゆきたいと思います。
骨盤の動きが悪いと肩甲骨も連動する
「骨盤」の動きが悪い
正確には骨盤につながっている
筋肉や筋などが硬いなどで
動きが悪い方は
不思議なほどに、
肩甲骨の動きが悪いと
感じます。
一部のヨガや整体の世界では
「骨盤と肩甲骨は連動している」
と言われていますが、
それは別に特に取り上げる
必要もないことだと考えられます。
腰骨の左右の高さや位置がずれる
=筋肉や腱の収縮などが理由
(先天的・後天的な脚の長さの違い
という場合は除く)
↓
肩の高さや位置で調整
→肩周辺の強張り・首周辺の収縮など
↓
肩甲骨の動きも阻害
肩甲骨に限らず、骨盤の動きが
悪い方は、例えば脚の蹴り出し
胴体の側屈なども
悪くなるでしょう。
試しに椅子に座って
半分だけお尻を座面外に
出してみてください。
肩も下がりますね!
後ろから見ると
肩甲骨も下がってます。
そういうことです。
特定の箇所だけにこだわる危険性
お分かりいただけたでしょうか。
「骨盤」「肩甲骨」
に特化して捉えると
なんとなくキャッチーな感じで
惹かれますけれど、
それだけで痩せたり
腰痛が改善したり
はない訳です。
そして特定の部位にこだわって
例えばヨガで言えば、
キャットアンドカウポーズを
過度にやると、腰椎滑り症など
深刻な怪我を
招きかねません。
イメージング、瞑想は
良い効果をもたらしてくれる
ヨガの大切な、と言うか
最も大切な、と言ってもいい
部分です。
心と体と魂はつながっていますし
切っても切り離せません。
ですが、こうしたフィジカル面での
フワッとしたイメージに流されて
ダイエットや体の改善に効果のないことを
行わないようにしていただきたいのです。
>>一度垂れたお尻は戻らない!その説、ホント?