タイルのヘリとヨガマットが合わないと気持ち悪い、をアーユルヴェーダで紐解く

午後のレッスンで、こんな面白いやり取りがありました。

カーペットとヨガマットを合わせないと、なんか気になっちゃうの!

今日のスタジオは、こういうタイルカーペット敷き。

このヘリと、ヨガマットを合わせないと気持ちが悪いというTさんです。

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ピン!ときた私、嬉しくなってお聞きしました。

「Tさんと同じく気になる方ー?!」


タイルとマットをきっちりぴったりしたい方は、ピッタが強い体質かも

ピッタ、とは、アーユルヴェーダの健康観の一つで、「火の性質」のこと。

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・きっちりが好き
・行動のメリハリがはっきりしている
・情熱的
・鋭い

そんな要素を持っている方、ピッタの要素が強い傾向があります。

自分自身の性質として、多めに持っている性質は、いろんな要素によって増えすぎてしまいます。

一緒にいる相手、就いている仕事、そして気候や環境によって増えすぎてしまう。

そして、今年の秋は特にピッタを増やす気候です。

秋なのにジメッと、暑い日が続くこと

天気の急変が多いこと

天気の崩れが激甚であること

ですから、今年は特にピッタが増えやすい環境にあると言えます。

Tさんも、タイルとマットのズレを今までも気にしていらしたのでしょう。

しかし、今日はそれをはっきり口に出した。

お天気のピッタ要素の増加が、Tさんの中の「ぴったりピッタ」を強く引き出したのと言えましょう。

このお天気も続きそうですし、ピッタ多めの几帳面さん・リーダー気質さんは、少し柔らかくを意識してくださいね。

でないと、自分を焦がすことになってしまいますから・・・・

例えばイライラしちゃう、胃腸が弱る、湿疹が出ちゃうなど。

今日のレッスンでは、直線的なピッタ的動きでなく、なるべく遠回り、遊びをもたせたヨガを行いました。

ポーズ保持の時間も長めに、インストラクトの言葉も詩的に。

「腕を90度に曲げて」という指示は、ピッタが増えてしまいます。

ご自分でもね、「私アツくなってる?」と思った時はなるべくまったり要素を取り入れてみてくださいね。

このジメジメがなくなると、カラッとした日本の秋到来。

すると、今度は風の要素・ヴァータが増えます。

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ひらめき、芸術性が高まる反面

忙しなさ、乾燥、忘れっぽさ、酷薄さなどが増してしまいやすい。

だから、こっくりした生地の服を纏うとか、スケジュールを少し減らすとか

自分をじっくり満たせるように過ごしましょう。