近頃、そこかしこで走っている人を見かけると思いませんか?
このコラムをご覧の方のなかにも、ランニングが趣味の方がいらっしゃるのでは?
我が家の近所、日産スタジアム周辺でも毎朝毎晩走る人をよく見かけます。
ランニング人口は実際とても増えてきており、2014年では10人に一人はランニングしているというデータも出ています。
手軽にできて、マイペースに続けられる。それがランニングの良さ。
しかもランニング+◯◯で、もっと効果が得られたとしたらどうでしょう!
ランニング+オイル塗布で、アーユルヴェーダトリートメント効果を狙ってしまえるんです。
全身の流れが良くなり、排出が促されます。
その結果、体調が良くなり、肌色が明るくなり、ツヤもよくなります。
こんなに簡単な手順でこんなに大きな効果が期待できるなんて、嬉しいですよね。
(ランニングでアーユルヴェーダトリートメントのやり方)
1.ランニング前に全身にオイルを塗る
2.走る
以上。
アーユルヴェーダのオイルといえば、ごま油が一般的ですが、夏のランニングにはすこし熱性が高いのでパスしたほうが無難です。
アトピーを悪化させない(「改善する」ではないところに注意してくださいね)、グレープシードオイルはオススメです。
大さじ2~3杯ほどのグレープシードオイルに、お好みのアロマオイルを2、3滴。
柑橘系のオイルは光毒性があるものが多いので、使わないでください。
肌質に合ったオイルを選びましょう。
このオイルを肌の表面に軽く塗るだけです。
グレープシードオイルはさらっとした感触ですので、ベタつきはさほど気にならないかと思います。
こんなに簡単なのに、アーユルヴェーダトリートメント効果が得られるには理由があります。
アーユルヴェーダのオイルトリートメントの目的は、文字通り「オイルによって健康を高める」ことです。
オイルを肌に浸透させるためには、発汗による体温の調節が重要です。
体温が上手に調整されると、オイルは皮膚から体内へと入り込み、体内の不要物や未消化物(アーマと呼ばれます)などを乗せて大腸に集まります。
アーユルヴェーダの考え方は、排出するためにはまず病気の素を集めるというもの。
大腸に集めた不要物を排泄することで、健康が高まります。
ここでランニングに話を戻すと、オイルを塗ってのランニングは当然発汗しますから、自動的に体内の不要物がオイルに乗って大腸に集められるという寸法なんですね。
走った後は、白湯や麦茶などを摂って、排泄を促してください。
くれぐれもビール!!なんてことにはなりませんよう・・・
走った後は体の熱性も、心の熱性も高まっていますから、さらに熱性の高い飲料アルコールを入れないようにしましょう。
走り終わったあとは、お風呂に入って体を清めてください。
オイルは本来のアーユルヴェーダトリートメントの1/10ほどなので、ランニングのあとは気にならない程度ダオと思いますが、気にかかる場合はいらない布で拭ってから入浴してくださいね。
アーユルヴェーダ的ランニングで、もうひとつ大切なのが「義務感で走らない」ということ。
義務感、苦痛感のある行動は、私たちが代謝しきれないんです。
運動を消化できないといえばいいのかな?
結局疲れとして残ってしまう。
その疲れが胃腸に出やすい夏の季節ですので、せっかく大腸に集まった不要物が体内に残ってしまうという恐ろしいことになります。
ランニング中毒、これも要注意です。
以上、自分で簡単にできるデイリーアーユルヴェータトリートメントをお伝えしましたが、当然簡単なものです。
月一回はしっかりとトリートメントを受けたいもの。
Satya yogaでは9月からトリートメントメニューを開始します。
お楽しみに!