こんにちは、洲濱(すはま)久美子です。
2014年、最大の流行語は「ありのままで」ではないでしょうか?
へそ曲がりの洲濱は、あまりディズニー映画を観ません。
アナと雪の女王も、見ていません。
先日のランチ会のタイトルに「Let it go!ランチ会」なんてつけたわたしですが、映画の内容もテーマソングの歌詞もどんなものなのかほぼ分かっていない私です。
故に、「Let it go」は拙い英語解釈力で私なりに解釈したもの。
周囲からの役割期待や、自分の「かくあるべき」という枠を取り払って、本当に必要な道を選びたいね!という感じで解釈している。
ありのままの自分、で満足するなら、人生なんて必要ないのではないか?
人生は、学びに必要な時間を与えられたものだと考えています。
もちろんその学びは、数学と英語と国語と社会と理科がオール10取れるように学ぶ!!といった学びではありません。
生きること、存在することといった、もっと根源的なものを命をかけて考える時間の長さなのだと思っています。
「ありのままの自分でいいわ」と思ってしまったら、そこには成長も学びもないのでは?
そもそも私たちが「これが私である、これがありのままの私なの」と思っている自己像って、本当に「ありのままの自分」であるかどうか怪しいものです。
苦痛から逃れ自分を守るための思考停止を「ありのままの自分でいることにした」のだと思っていたとしたら、それって違うのではないでしょうか?
苦痛から逃げ出す、困難を避けるのは人間の得難い智慧です。
自分を守るために考えをやめることも、とても大切なこと。
「ありのままの自分」だからそうなった訳ではなく、「智慧でそうした」のだということを理解したい。
考えることを、囚われることをやめる、その道を選んだんだとはっきり自覚していたい。
人間は自分の思考や行動の経緯を把握する必要が有ります。
「ありのままの自分」という耳あたりのよい言葉でごまかした「流される生き方」「思考停止(したことに気づかない)」、生の終わりが来た時にどれだけ後悔することでしょうか。
人生は楽をすることが目的ではない。
人生をかけて学び、そしてそれを楽しめることが幸せなのだと信じています。