セクシー個室ヨガ報道を考える
yoga mats

今世間を騒がしている政治家の公用車によるヨガ通い

政治家による、公用車でのパーソナルヨガレッスン通いが報じられています。

この問題はあくまで「公用車をプライベートな用件に使っていいのか」に尽きると思いますが・・・(苦笑)

世間、そして私の興味を引いたのは「セクシー個室ヨガ」の部分でしょう。

のちの報道によると、このヨガ教室は通常のヨガ教室のようで、単に講師が美人の元芸能人だったということのようです。

私は行ったことがないのでことの真偽はわからないのですが、多分その様子。

そうだとしたら、大変ひどい報道です。

ヨガはセクシーなのか

ヨガをする女性を見ることで、性的に刺激を受ける男性がいたとして、それは不思議ではありません。

ヨガのアーサナは、体を多様な形に動かすため、セクシーに見る人も中にはいるでしょう。

それは男性のダンサーを「セクシーだ」と女性が見るのと、同じく。

ヨガをセクシーだと感じる、これは「見る人」の感じ方であり、そのことはヨガそのものには全く関係がないこと。

何事もそうでしょう?

ミニスカートがセクシーだと感じるのも、男性の手がセクシーだと感じるのも、全て「見る側の価値観」

もちろん、「性的魅力を醸し出したい」と考えている人もいますが、それだって見るものが「セクシー」と感じなければ「セクシー」ではない。

セクシャルなヨガの流派がある?

セクシャルな面を押し出している流派もあります。

私はそういったヨガを体験したことがありませんが、性的な力を使って自分を高めるということなのかな?と想像します。

セクシャルな面を出しているヨガが、本当にヨガを目的にしているならば、性的な高まりの先のものを目指しているはず。

性的興奮が目的でしたら、それはヨガではない。

なぜならヨガの目的は「心の動きを止滅すること」

心の動揺は、調和からかけ離れたものだから。

ただ、昨今のヨガ講師の問題点も浮き彫りにされた感もある

今回こんな形で報道されてしまったヨガ教室は、とてもお気の毒に思います。

それと同時に、日本のヨガ界における講師、「元モデル」「元女優」「元◯◯」がもてはやされるという事実も今回の報道で考えさせられたところです。

これだけヨガ人口が増え、ヨガがの効果が社会的に認知されています。

もはや日本のヨガは「流行=ファッション」ではないのです。

見かけの美しさは、もちろん素晴らしい要素。

ただそれがヨガ講師・ヨガ教室の価値となることから、そろそろ脱却しなくてはと思うのです。

これはヨガ講師側が意識するべきこと。

ビジネスとしての見せ方は必要なのでしょうが、本当にヨガを伝えてゆくならば文化としてのヨガの質も考えたいものです。