突然届いた勧誘メール
先日こんなメールが届きました。
要約するとこんな感じ。
「久美子さんは、ヨガクラスを色々やっているのですね。
それを、収入という形に変えませんか?
あまり収入が得られない普通のインストラクターから
一日4-6万円稼げるヨガ講師養成トレーナーになりませんか?」
いきなり送りつけられたこのメールの是非はさておいて(笑)
こんな内容のものが、一定の真理をついていることも事実なんです。
「普通の」ヨガ講師として生活できるだけの収入を得ることは難しいという事実があります。
巷に溢れるヨガ講師
今やヨガ講師になりたい人はものすごい数。
「ヨガを習いたい人より、ヨガ講師になりたい人の方が多い」
とまで言われる状態です。
ヨガの講師養成講座を修了すれば、「ヨガインストラクター」になることができます。
というのは、実は嘘。
ヨガインストラクターは国家資格ではないので、誰でも今日からヨガ講師と名乗れば仕事にできます。
それだけに、「ヨガインストラクターとして、どうあるか」にかかってくる。
ヨガ講師になったところで、生徒さんがくるわけではありません。
ヨガを仕事にするのは、並大抵なことではないのです。
ではどうやって行けばヨガを仕事にできるのか
ヨガを教えることは、スキルを伝えることではないのです。
(メールを送ってきた協会は、どうやらスキルだと考えているようですが・・・)
ヨガを教えたい、という想いが溢れた時に、自分がどのようにヨガに向き合っているのかということに向き合ってください。
ヨガのポーズを知っていればいい、体が柔らかければいい、ヨガ哲学を知っていればいい
それならば、少し勉強すれば皆「ヨガを仕事に」できますよね。
サティア・ヨガのレッスンに通ってくださっている方は「ヨガのポーズを習いにきているわけではない」とおっしゃいます。
私が「いいな、素晴らしいな」と感じるヨガレッスンは、やっぱりヨガのポーズを教えているわけでも、スキルを教えているわけでもありません。
ヨガ講師向けの講座も含め、です。
どこまで自分がヨガと向き合い、それを恐れず人に伝え続けられるのかが全てだと思います。
「今は骨盤ヨガが流行りらしい」
「養成講座で一気に稼ぎたい」
では、支持はされません。
ヨガ講師は人間としてのあり方が問われる仕事。
ですから私のヨガも「ありえない」「いやだ」という方は絶対いると思います。
万人に好かれるものではなく、自分の道はどうなのか。
人に理解してもらおう、気に入ってもらうとしない、でも押し付けない。
それを淡々と貫くある意味の強さが、ヨガを仕事にする方法だと私は考えています。
収入はそこに付いてくるということも、私の経験です。
一通のメールから、こんなことを考えてみました^^;