◆若いヨガイントラさんに伝えたいこと1
おはようございます、洲濱(すはま)久美子です。
おととい昨日と、若いヨガインストラクターさんたちに囲まれてヨガ解剖学を受講してきました。
みなさん勉強熱心で、すばらしい。
これからの日本のヨガ界は、どんどん発展してゆくこと間違いなし!
心強さを感じる2日間でもありました。
さて、そこでおばちゃんインストラクターが感じたことをちょっとかきますね。
一番大切なことが、ちょっと置き去りになっているかもしれません。
ヨガを指導するということは、相手があるとうことを、今イチ意識していない方が多いのかな?と感じました。
自分の知っているヨガを伝えたい!!!という気持ちが先立って、受け取る側の存在を意識していないよう感じられました。
まずなにを置いても、「自分」を客観的に観察してみましょう。
ヨガレッスンの内容がどうの、と進む前にここを振り返ってみてほしい。
生徒さんから「自分」がどう見えるのか、客観視してみて。
相手を尊重し、尊敬する態度がないというのは論外かな・・・。
相対したときの目線、話し方、そして服装も含めて指導者としての有り様を考えて欲しい。
会社組織に属すると、「研修」というものもありますし、現場では上司・先輩からの指導が期待できます。
ですが例えスポーツジムに属するインストラクターといっても、レッスンの場では生徒さん対インストラクターひとりということになるので、自分で正すしかないんですね。
外の世界とどんどん触れてゆくことで、自分を客観視できるようになります。
ヨガ業界にいると、ヨガ業界の常識が全てだと思ってしまう。
街に出ましょう!
あるいは、他のお仕事を掛け持ってもいいと思います。
経験値からしか学べないことがあります。
学生時代までは、圧倒的に同じ年代の人としか関わる機会がありません。
わかいあたなたの「知っている社会」は、やっぱりとても狭いものなのです。
赤ん坊から年寄りまで、幅広い年齢の人が雑多に生きている世界と触れることを心がけてみてください。
同年代にウケる言葉遣いや、声の出し方がヨガを指導するものにとってふさわしいかどうか。
「会話」は、自分の考えを相手に伝えることではないということ。
実践でしか学べません。
若いということは、人生経験の絶対値が少ないということでもあります。
だったら、自分でそのボリュームを増やすように努力してみて!
「ヨガイントラなんだから、ヨガを正確に、きっちり教えられればいい。
ヨガの修行とヨガの学びを深めてゆけばいい!」
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
昨日のヨガ講座で内田先生もおっしゃっていましたが、ヨガは競技ではありません。
技を磨くことが目的ではないのです。
ヨガレッスンにくる方に言われたことがあります。
「体がやわらかくなって、ポーズが上手にとれるようになりたくてヨガに来てる訳じゃない。
ヨガで自分が気分よく暮らせるようになりたいんだ」
生徒さんひとりひとり、バックグラウンドも違えば、抱えているお悩みも違います。
生徒さんが「気分よく」なれる方法として、ヨガを伝えるにはなにが必要でしょうか。
まずは相手の様子をしっかり見て取れることですよね。
それにはコミュニケーション。
コミュニケーションをするには、相手を尊重し、尊敬する態度がかかせません。
すばらしいみなさんに、ひとりでも多くの生徒さんが出会えるように人としての幅を広げてみてくださいね!
これは人生の先輩としてのメッセージです。