
植物100%由来のヘアカラーとして、ナチュラル派に人気のヘナ。
インドやスリランカ、ネパールなどで愛用されています。
もちろんヨガ歴30年の私も、20歳の頃からヘナユーザーです。
普通のカラー剤と違って、地肌につけてもOKですし(といいますか、地肌にすりつけて薬効成分を頭皮から吸収させるのです)、家で簡単にできます。
でもみなさん、「ヘナってどうやって使ったらいいかわからない」って思っている方が多くて。
こちらのコラムでは、ヘナの使い方を解説しています。
<ヘナ関連記事目次>
◯ヘナってどんなもの?詳しく知って楽しく使おう
インディゴの配合量を多くしたら、どうなる?実験
ヘナの色味をダークにしたいとき、インディゴ(藍)を混ぜます。
私は「ヘナ100に対してインディゴは50までの配合でやってください」とお伝えしています。
これまで「インディゴの量を増やしたらどうなるの?」という疑問を持ったかたもいらっしゃるのでは?
今回、自分の頭で検証してみました。
インディゴだけでセルフヘアカラーの実験です。
結論・やはりインディゴはヘナの半量で
結論から言うと、インディゴを増やすことは、メリットよりデメリットが多いと言うこと。
ヘナケアをする場合、ヘナ:インディゴの基本配合はヘナ100g:インディゴ50gがベストです。
インディゴ100%でヘアトリートメントしたらどうなる?
インディゴパウダー100gに、アーユルヴェーダヘアオイル・ぬるま湯を加えたペーストで1時間ヘアトリートメントをしました。
<ビフォア>
1ヶ月半前にヘナ100%でトリートメントしたあと、だいぶ根元が白くなっている私の髪の毛です。
<アフター>
インディゴ100%で1時間ヘアトリートメントをしたあと
ヘナの効果でオレンジがかっていた髪の毛が、全体に色味がダークブラウンになっています。
ただし肝心な白髪部分はほぼ白髪のまま。
◯インディゴ100%で白髪染めはできないことがわかります。
◯また、1ヶ月半前のヘナ100%で染まった部分が、インディゴによってダークブラウンになることもわかりました。
インディゴ100%でトリートメントするメリット
ほぼありません。
インディゴ1100%でトリートメントするデメリット
◯塗りにくい
インディゴはヘナと違って粘性がありません。
水に溶かすとボソボソして髪の毛に塗りにくいです。
水分を多めにすると、今度は垂れてきます。
また、すぐに乾燥してしまいます。
◯頭皮がヒリヒリする
今回の実験で、一番問題だと感じたのがこの点。
インディゴペースト塗布5分ほどで、ピリピリ感を覚えました。
その後だんだんと頭皮が熱く、ヒリヒリしてきました。
実験ですので、その後も私は継続しましたが、ピリピリを感じた時点で洗い流してくださいね!
インディゴは植物アレルギーを起こす方は結構いらっしゃいます。
私が知る限り「天然のヘナを使ったのに、かぶれた」というケースは、ほぼインディゴが入っているものを使用した場合です。
今回頭皮が燃えるようなアレルギー反応を起こした私ですが、ヘナ:インディゴ=2:1でトリートメントした時は、かゆみもヒリヒリも一切ありません。
今回の実験で、
インディゴの量が増えると、アレルギー反応が強く出ること
ヘナの薬効が、インディゴのアレルギーを抑える効果があるのかも???ということ
がわかりました。
◯色が染まらない
インディゴ100%では、白髪はしっかり染まりません。
ほんのり色づく程度。
ヘナの色が入っている部分は、インディゴの作用で綺麗なダークブラウンに染まりました。
つまりインディゴがヘアカラーとして綺麗に発色するためには、ヘナの色素が欠かせないということがわかりました。
二段階のトリートメント法もあるようですね
1日目:ヘナ100%
2日め:インディゴ100%
と、二段構えでヘアケアするケースもあるようです。
私の所感としては、インディゴ100%のデメリットが強いので、やはりヘナ+インディゴで一回で済ませるヘナケアをお勧めします。
面倒ですしね(笑)