ベネッセ謝罪に考える、「カルマヨガ」

こんにちは、洲濱(すはま)久美子です。

ただいま我が家は、雨も止んで日が差し込んできました。

みなさん、台風影響は大丈夫ですか?

今後も気を引き締めて参りましょう。

世間を騒がせた、ベネッセの個人情報流出事件に関して、先日私宛に封書が届きました。

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「お客様の個人情報が漏れてました。申し訳ありません。

つきましては、お詫びに500円の図書カードを贈らせていただきたくご連絡しました。

今回の不祥事を猛省すべく設立した「ベネッセこども基金」にご協力・寄付していただくこともできます。

この基金は経済的な理由で学習・進学機会を得にくい子どもたちへの支援・重い病気等で長期療養中の子どもたちへの支援などなど、子どもの福祉への活動を支える目的に設立されました。」

情報流出に関して、わたしはあまり気にしていませんでした。

ベネッセに入会したことのない我が家でも、動物園や博物館のアンケートに答えていましたから、どこかから個人情報が漏れることもあるだとうと考えていたからです。

アンケート記入=情報流出

これは私たちが覚悟しておくべき事柄だと思っています。

テレビ等公共メディアでの謝罪で納得し、忘れていました。

そこへこの封書が届き、内容に引っかかったということです。

寄付、福祉活動なら自分で選んで、自分で行います。

それはわたしがわたし自身の責任ですることです。。

ベネッセが情報流出に関して、賠償額として1件500円と見積もったならそれを希望者全員に送ればいいのです。

こどもたちへの基金集めは、情報流出への謝罪には何ら関係ないのではないでしょうか。

謝罪をきちっとした形ですることが、まずベネッセがやらなくてはならないことだと思います。

福祉活動で世の中に貢献するということは、別件です。

こども基金へお金を積み上げることが、情報流出への謝罪でもいいと思います。

それがベネッセの選んだ「謝罪」の形だったら批判など気にせず貫けばいいと思います。

お金で謝罪することを選んだのならば、しっかりそこで完結されるべきではないでしょうか?

「福祉活動」ということにすり替えること、それが「為すべきこと」を中途半端に放棄していることになりませんか?

ヨガの種類に「カルマヨガ」と呼ばれるものがあります。

自分の与えられた仕事を最後までしっかりやりきることで、心を磨くという方法です。

今回のベネッセの行動は、ヨガ的ではないとわたしは思うのです。

それで被害を受けた者へ、本当にお詫びの心が伝わると思っているのでしょうか?

はなはだ疑問です。